川淵三郎氏「光栄です」文化勲章受章を祝う会 ステージでは「感謝の気持ち込め」妻・康子さんをハグ
元日本サッカー協会(JFA)会長で23年度の文化勲章を受章した川淵三郎氏(86)が30日、東京・国立競技場で開催された受章を祝う会に出席し、「皆さんに喜んでいただいて光栄です。心からうれしく思っています」と感謝を述べた。
川淵氏はJリーグやBリーグの創設を主導するなどスポーツ界発展に貢献してきたことが認められた。サッカー界からは初の文化勲章受章となった。この日の祝う会には元首相の森喜朗氏や麻生太郎自民党副総裁も出席し、川淵氏へお祝いの言葉が送られた。
国立競技場での特設ステージでは妻・康子さんに感謝を伝える場面もあった。「61年間、僕を献身的に支えていただいてありがとうございます」。川淵氏は感極まりながら「感謝の気持ちを込めてハグをさせてください」と抱きしめた。
12月3日には87歳を迎える。「生きている限りは」と“生涯現役”を誓い、「僕は草の根の人たちが遊びながら自然に体が鍛えられる。そういう世の中をこれから作っていかないといけない。トップアスリートよりもむしろ草の根活動を重視してほしいという思いです」と語った。