南葛SC 元日本代表・稲本が来季はコーチ兼任に 今季限りで引退の小野、高原に「中学校からずっと一緒だった。彼らに出会えたことは幸運」
サッカーの関東リーグ1部・南葛SCが30日、都内で会見を開き、元日本代表のMF稲本潤一(44)が来季から選手兼コーチとなることを発表した。「今までのキャリアと違う角度で関われることをうれしく思う。南葛がより強くなれるように風間監督を筆頭に頑張っていきたい」と意気込みを語った。
岩本GMは稲本のコーチ兼任となった経緯について、来季から監督に就任する風間八宏氏から「『選手もやってもらうが、コーチと兼任でどうだろう』という話をもらった」と明かした。
風間監督と稲本は川崎で2012年から3年間、監督と選手でともに戦った間柄。稲本は「いろいろな指導者とやってきた中で、風間さんは自分の中ではやはり貴重な出会いだと思う。9年ぶりに風間さんの下でできるのは、もっとうまくなれることだと思うし、指導を受けるのは楽しみにしている」とした。
同い年のJ1・札幌MF小野伸二、JFL・沖縄SVのFW高原直泰が今季限りで引退することには「中学校からずっと一緒だった。お互いを意識しながら、日本サッカー界を支えてきた存在の2人。寂しいですけど、お疲れ様でしたと。彼らに出会えたことは幸運だった。ありがとうと言いたい」と盟友に惜別の言葉を贈った。