Ｊ１初優勝を果たした神戸が２日、最終節のＧ大阪戦（３日、パナスタ）に向け神戸市内で調整した。オンライン取材に応じた吉田孝行監督は「今シーズン最後の試合。神戸のサポーターの方もたくさん入ってくれると思う。最高の雰囲気で試合ができる。勝って笑顔で終わりたい」と有終締めを誓った。

　個人表彰ラッシュへも駄目押しだ。ＦＷ大迫勇也はここまで自己最多２２ゴールを挙げ２位・アンデルソンロペス（横浜Ｍ）に１差をつける。ＭＶＰも最有力だ。

　監督は「チームから得点王、ＭＶＰ、ベストイレブンとより多くの人に選ばれてほしい。個人かもしれないけどチーム全員で戦った証し」語った。今週もケガ人が出て選手は満身創痍（そうい）。ただ、「全力でプロとして戦う」と、阪神ダービーで王者の強さを見せつける。

　試合後には神戸に戻り「優勝を祝う会」も開催される。「みんなと喜べる場所を作ってもらえるのは感謝している。勝っていい雰囲気で終わりたい」と“凱旋”報告でファンと喜びを分かち合う。