柏・GK松本 痛恨PK失敗 「やってしまった」も2度のセーブにサポーター“松本コール”
「天皇杯・決勝、川崎0(8PK7)0柏」(9日、国立競技場)
川崎が3大会ぶり2度目の頂点に立った。11大会ぶり4度目の優勝を目指した柏と延長を終えて、0-0で突入したPK戦は10人目までもつれ、8-7で制した。会場には大会決勝史上最多となる6万2837人の大観衆が集まった。
11年ぶりの制覇とはならなかった。柏は終始優勢に試合を運んだものの、延長戦を含めて120分を終えて0-0。PK戦ではGK松本が2度のセーブを見せて、勝利まであと一歩に迫ったものの、10人目のキッカーとなった自身が阻まれ、敗れた。
26歳の守護神は「あの瞬間はやってしまったな、と。とにかくショックな気持ちだった」と涙を流した。「感謝しかない」と声を絞り出し、柏のゴール裏からは励ましの『松本コール』が響いた。