スペイン1部でジローナ旋風 バルサ撃破で単独首位 昨季10位、2年前は2部からの大躍進
「スペイン1部リーグ、バルセロナ2-4ジローナ」(10日、バルセロナ)
ジローナが敵地でバルセロナを下し、3節ぶりにリーグ首位に立った。12分にウクライナ代表FWドフビクのゴールで先制するなど大量4ゴールでの快勝。昨季10位、2年前まで2部で戦っていたクラブが、同じカタルーニャ州のビッククラブとのダービーを堂々の内容で制した。
これで直近8試合無敗とし、この期間での勝ち点は22。スペインのスポーツ紙マルカによると、現時点で13勝を挙げている欧州主要リーグのクラブはジローナのみだという。これに続くのがインテル(イタリア)、レアル・マドリードの12勝。なお唯一の敗戦はレアル・マドリード戦だったが、同クラブが前日に引き分けて足踏みしたところで勝ち点3を積み上げ、首位の座へ返り咲いた。
ジローナのミチェル監督は試合後「(この試合で)勝ち点41。思ったより早く目標に到達して1部残留を確実にした。我々はバルサを押し込み、人々の記憶に残る試合をした。シーズンを通してバルサやレアル、アトレティコのレベルに耐えられるかどうかは分からないが、チームのパフォーマンスを私は幸せに思う。サッカーファンは少しジローナのファンになっている。多くの人たちが『こいつら良いサッカーをしている』と言うだろう」と胸を張った。