横浜M・マスカット監督 ラストゲーム「本当に素晴らしいパフォーマンス」 最終戦快勝でACL1次L首位で決勝T進出
「ACL・1次リーグ、横浜M3-0山東」(13日、日産スタジアム)
最終戦が行われ、G組の横浜Mは山東(中国)に3-0で快勝し、同組首位で決勝トーナメントに進出した。横浜M、山東、仁川(韓国)が勝ち点12で並び、規定により当該チーム間の成績で上回った横浜Mがトップとなった。今季限りで退団するケビン・マスカット監督(50)のラストゲームを勝利で飾った。日本勢は川崎、J2甲府を含めた3チームが来年2月からの決勝トーナメントに進んだ。
去りゆく指揮官を勝利という最高の形で送り出した。ACL1次リーグ突破を懸けた一戦。そして今季限りで退任が決まっているマスカット監督の最終戦。守りを固める相手にてこずりながら、2年半の間で培ってきた攻撃力を見せつけた。
「本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれた」と指揮官をうならせたゴールの数々。前半49分に「最後は勝って送り出したいという全員の気持ちがあった」と話すFWエウベルが右足で流し込む先制点を挙げた。
後半12分はFWアンデルソンロペスが、同19分にはFWヤンマテウスが見事なループシュートで3点目。3点差以上の勝利となり、逆転でのグループ1位で決勝トーナメント進出を果たした。
3点目のゴール後には選手たちと抱き合いながら喜びを爆発させ「この2年半で思い出深いゴールもあったが、これは特別なゴール」とマスカット監督。歓喜の瞬間を演出してきた名将が、トリコロールへ別れを告げた。