G大阪がフットボール本部新設、松田浩前監督が本部長就任 マネジメント抜本改革で低迷にテコ入れ
J1のG大阪は20日、新たに「フットボール本部」を設置すると発表した。本部長には、昨年クラブを率いた松田浩前監督(63)を招へい。また、強化部長には梶居勝志氏(60)が就任する。
クラブHPでは、小野忠史社長のコメントとして「グローバル競争が激化する中で、戦術のアップデートサイクルの短期化、若手選手の早期の海外移籍等の移籍、育成スキームの変化、海外戦略の重要度の高まりなど、フットボールにおけるマネジメントの強化が必要になっています。クラブのフットボールマネジメントの抜本的改革に向けて、これまで、強化(トップチーム)、アカデミー(ユース、ジュニアユース)、普及(スクール)、がそれぞれの部門として活動をして参りましたが、これを束ね、トップから一貫したガンバ大阪のサッカースタイルを構築し、戦略的にフットボールをつくりあげていくことを目的として、フットボール本部を設置する」と説明した。
松田氏はクラブを通じて「このような形でまたこのクラブにご縁をいただき、責任の重さを感じるとともに、たいへん身の引き締まる思いでおります。ガンバ大阪というクラブの重み、またこのクラブの歴史やスタイルを念頭に、クラブのフィロソフィーやこれからのビジョンを明確にし、より強くたくましいクラブにしていきたいと思っております。ガンバ大阪を支えてくださる皆さまに喜んでいただけるよう、より多くの勝利を届けることで皆さまとたくさんの喜びを分かち合えるよう頑張ります」とコメントした。
G大阪はJ1で20年2位を最後に、21年13位、22年15位、今季16位と低迷している。