神戸弘陵出身・沖吉選手が米国MLSカレッジショーケース招待選手に 元Jリーガー代表の会社がサポート
元Jリーガーの中村亮さんが代表取締役を務める株式会社WithYouはこのほど、神戸弘陵卒業後に同社のサポートで米国の大学サッカー部に留学してプレーし卒業見込みとなるMF沖吉大夢選手(22)が、米国プロ1部MLSスーパードラフト候補を前提としたカレッジショーケースに招待されたことを発表した。
沖吉選手は、ヴィッセル神戸ジュニアユース、神戸弘陵を経て米国ユタ州に渡り、短期大学、四年制大学、セミプロリーグなどで実績を積み、現在、NCAAディビジョン1ランキング1位のマーシャル大にて最後のシーズンを終えた。
MLSカレッジショーケースは12月19日に開催されたMLSスーパードラフトの前哨戦として、12月6日から9日までアリゾナ州フェニックスで開催された。NCAAに公式に認可されたこのイベントでは、大学の新入生から大学院生までの計44人のトップ選手が参加し、トレーニングセッション、テスト、面接、試合が行われた。
沖吉選手は今回のMLSスーパードラフトに指名されなかった。しかし、新型コロナウイルスの影響を考慮し、この世代の選手は来年のドラフトも候補になっている。
支援したWithYouによると、同社はあくまでサポートであり「今回沖吉選手が大学での学業と部活動を両立させ、海外経験も英語力もない状態から環境適応しカレッジショーケースに招待されたことは、本人の努力と実力によるものです。私たちWithYouは日本で学び、日本でサッカースキルを磨いたアスリートが、自分に最適な活躍の舞台と出会うための支援を提供し続けます」と説明した。
◆沖吉大夢(おきよし・たいむ) 2001年9月5日生まれ、22歳。神戸市出身。ヴィッセル神戸ジュニアユースから神戸弘陵に進学。キャプテンとしてチームを引っ張り、2019年度高校サッカー選手権ではチームを16強へと導き、優秀選手、日本高校選抜候補に選出。高校卒業後、2020年8月から米国のソルトレイク短期大学に入学し、留学1年目には短期大学の全米大会で優勝、2年目キャプテン。短期大学卒業後、米大学トップリーグのNCAAD1マーシャル大学に編入。全米大学サッカー部ランキングで常にトップ5に入るこのチームで、全38試合中37試合にスタメン出場し、このチームでもキャプテンとしてチームの地域リーグ優勝に貢献。ポジションはミッドフィルダー。