高校サッカー 広島国際学院が全国初勝利“完全アウェー”の国立で早実を撃破

 後半、広島国際学院・長谷川蒼矢がヘディングシュートを決める。競り合う早稲田実・中嶋崇人(左)、森敦彦(撮影・堀内翔)
 観戦に訪れた(左から)清宮幸太郎、弟・幸太郎、母・幸世さん、父・克幸さん(撮影・堀内翔)
 前半、盛り上がる早稲田実の応援席(撮影・堀内翔)
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 「全国高校サッカー選手権・1回戦、広島国際学院2-0早実」(28日、国立競技場)

 開会式と1回戦1試合が行われ、ともに初出場の広島国際学院(広島)が早実(東京B)を2-0で下した。前半27分にFW野見明輝(3年)のヘディングシュートで先制すると、後半12分には右サイドからのロングスローにMF長谷川蒼矢(3年)が頭で合わせて追加点を奪った。

 大会第1号ゴールとなる先制点を決めた野見は「最高。自分がファーストゴールを狙うと周りにも言っていた。有言実行できてよかった」。互いに初出場同士だが相手は地元で、野球などで全国に名を知られた早実。しかも開会式直後の国立競技場で、ワセダの応援歌が響く中での試合だった。

 開始直後は押し込まれてピンチの連続だったが、徐々に挽回。「自分は強いチームに入ったことがなく、いつも下から上を食っていく感じできた。そういうアウェーの雰囲気の方が好き」というエースFWのゴールで完全に流れをつかんだ。

 優勝経験校など全国大会の常連がひしめくブロックで初戦を突破。「自分たちは県大会でも下克上じゃないけど、それで勝ち上がってきたチーム。全国大会でもどんどん勝っていきたい」と旋風を巻き起こす。

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