日本代表・三浦「個ではがす」 異例J2から初招集、アジア杯代表入り猛アピール誓う 親友・久保建英との共闘意欲

 シュート練習でパスを出す三浦(撮影・金田祐二)
 ランニングする(左から)南野、三浦、中村、板倉
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 来年1月1日にタイ代表と戦う「TOYO TIRES CUP2024」(東京・国立競技場)へ臨む日本代表が28日、千葉市内で一部の欧州組を除くメンバーで合宿を開始。ACLでの活躍からJ2から初招集となったDF三浦颯太(23=甲府)が、アジアカップの代表入りへ猛アピールを宣言した。また、FW上田綺世(25=フェイエノールト)は体調不良で宿舎での静養となった。

 J2から成り上がった男が、森保ジャパンに新たな力を与える。代表合宿初参加で「初めて実感がわいた。ACLで自分の良さを見てもらったと思っているので、しっかり出しつつやろうと思う」と三浦。ここから始まる挑戦へ目を輝かせた。

 日体大から甲府に正式加入し、プロ1年目となった今季は主に左SBでJ2のリーグ戦21試合に出場。ACLでも得意のドリブルで左サイドを切り裂き、チームの1次リーグ1位突破に貢献した。

 「大卒1年目から、まさかACLが経験できると思わなかった。自分の今後のサッカー人生ですごい力になる」。大舞台で見せた躍動が、異例となるJ2からの代表追加招集につながり、さらに来季からはJ1川崎への完全移籍も決定した。

 J2選手にとって希望の星だが「そういう希望になれればいいが、まだ入っただけじゃ…。ここから先が大事」と気を引き締めた。

 タイ戦での活躍の先に“親友”と共闘も見えてくる。「結構、仲が良かった」というFC東京U-15時代の同僚・久保建英(Rソシエダード)とアジアカップの代表に入ればプレーする機会もある。「できるなら行きたい。会いたいとかはないけど…ちょっと気持ち悪いんで」と照れながらも意欲を見せた。

 代表戦はテレビで見て「サイドバックが個ではがすのはあまりない。そこが自分の武器」と自身が入った時のイメージも膨らませている。「練習でもお客さんにならず、ギラギラしているところを見せたい」。急成長の23歳が、貪欲に代表定着を目指す。

 ◆三浦颯太(みうら・そうた)2000年9月7日生まれ。東京都昭島市出身。23歳。FC東京U-15むさし、帝京高を経て日体大へ進学。21年から甲府の特別指定選手となり、23年に正式加入。今季はJ2でリーグ戦21試合に出場。ACLでもチームの1次リーグ突破に貢献し、日本代表に初選出された。来季からはJ1川崎への完全移籍も決定。178センチ、74キロ。利き足は左。

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