目指す親子2代アジア杯出場へ 「父を越えて前川黛也として認めてもらう」 サッカー日本代表

 ミニゲームで堅い守りを見せるGKの前川薫也(左)=撮影・園田高夫
 別メニューの浅野拓磨が黙々とピッチの外周を走る(撮影・園田高夫)
 別メニューで調整する伊藤洋輝(左)=撮影・園田高夫
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 サッカー日本代表は29日、千葉市内で来年1月1日にタイ代表と戦う「TOYO TIRES CUP2024」(東京・国立競技場)へ向けての練習を行った。神戸のGK前川黛也(29)は1992年のアジア杯・広島大会で優勝に貢献した父・和也氏に続く、親子2代アジア杯出場を目指す。

 J1優勝キーパーとしての箔(はく)をつけて、代表活動に参加。前川は「優勝したり個人的にも達成できたものは多かった」と充実のシーズンを振り返った。また「それ(優勝)を自信に代表活動に臨めているのは確かではある」としながら「そういう経歴とは関係なしに、一サッカー選手して前川黛也っていう選手を知ってもらったり、実力を出すのが本当に一番だと思う。経歴関係なしに、一人の人間として臨んでいきたい」と覚悟を示した。

 日本代表は元旦のタイ戦を経て、1月14日にはアジア杯初戦を迎える。31年前のアジア杯には“守護神・前川”が日の丸のゴールを守った。29歳の前川黛也にとって、生まれる前の父の活躍を詳しくは知らないが「調べたらそういうシーンが出てきた。そういう場のピッチでプレーできるってのは本当にすごいこと。僕自身もそれを見て感動はしました」と誇らしく思った。

 親子2代でのアジア杯出場には、前哨戦のタイ戦でアピールが必要。「父と同じというよりも、今までもずっと父を越えてやっぱり前川黛也として認めてもらうということを小さい頃から思っていた。(アジア杯に)一緒に出られたってすごいことだと思うけど、まずは日本代表の守護神として出ることが一番の目標。アジアカップに出るという目標だけにとどまらず、もっと上を目指してやっていきたい」と父を超える活躍を見せたい。

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