初出場の名古屋、PK戦制して愛知県勢8大会ぶり初戦突破! 国立大理系志望のGK小林2本止めた

 勝利に喜ぶ名古屋イレブン(撮影・佐々木彰尚)
 日章学園・梶原壮一郎のPKを止める名古屋GK・小林航大(撮影・佐々木彰尚)
 前半、ヘディングシュートを決める名古屋・足立遼馬(上)=撮影・佐々木彰尚
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 「全国高校サッカー選手権・1回戦、名古屋1(4PK2)1日章学園」(29日、ゼットエーオリプリスタジアム)

 初出場の名古屋(愛知)がPK戦の末に日章学園(宮崎)を退け、愛知県勢として8大会ぶりに初戦を突破した。

 前半7分に先制を許したが、同23分に左サイドからのロングスローをDF足立遼馬(3年)が頭で合わせて同点に追いついた。11月のU-17W杯で4得点を挙げたFW高岡伶颯(2年)を擁する日章学園に試合を通じて押し込まれながら、集中力の高い体を張った守備で追加点は許さず。PK戦に持ち込んだ。先攻のPK戦では4人全員が成功。GK小林航大(3年)が相手を2人止めて決着をつけた。

 愛知県大会決勝でもPK戦でチームを勝利に導いていた小林は「PK戦になったら勝てると思ってやっている。最近PKの練習をたくさんして伸びたと思う」と笑顔。堅守の中心として強豪を撃破し「自分だけじゃなくトップからセンターバックまで、みんな一体になって守備に徹することができた」と手応え十分に振り返った。

 進学校とあって、3年生は9人中6人が年明けの大学入学共通テストを受験予定。将来の夢が救助用ロボットの設計という小林は、国立大の工学部を志望する。全国大会に出場しながら、何とか1日4時間の勉強時間を確保。「どちらも頑張って行きたい。大学でもサッカーをしたい」と文武両道を貫く姿勢にぶれはない。

 山田武久監督は「体を張ってゴールを割らせないのはプラン通り。PK戦も自信をもってゴールに蹴り込んでいた。小林はベストパフォーマンスだと思う。読み通りに2発止めてくれた」と選手を称賛。県勢8大会ぶりの初戦突破に「一つの重責は全うしたのかな。ここからはどこまで結果を伸ばせるか楽しみ」と期待を寄せた。

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