U-17W杯4得点の日章学園・高岡 ノーゴールで無念初戦敗退 「この1年で誰より努力」「『やっぱ高岡』と思われる選手に」

 涙を流す日章学園・高岡伶颯(中央)=撮影・佐々木彰尚
 PKを外した日章学園・高岡伶颯(撮影・佐々木彰尚)
 前半、シュートを狙う日章学園・高岡伶颯(撮影・佐々木彰尚)
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 「全国高校サッカー選手権・1回戦、名古屋1(4PK2)1日章学園」(29日、ゼットエーオリプリスタジアム)

 2大会連続17度目出場の日章学園(宮崎)は、PK戦の末に初出場の名古屋(愛知)に敗れた。

 前半7分にMF皆川春輝(3年)のヘディングシュートで先制。同23分に同点とされた以降も終始攻め続けたが、追加点を奪えなかった。PK戦では2人が止められ、万事休した。

 11月のU-17W杯で4得点を挙げたU-17日本代表FW高岡伶颯(2年)は、前半7分に右ポスト直撃のシュートを放ち、先制点を演出。同17分に放ったヘディングシュートは、相手GKの好セーブに阻まれた。その後も鋭い動き出しで攻撃をけん引したが、複数で対応する相手守備にゴールは割れず。2人目で登場したPK戦でも右へのキックを止められ、ガックリと肩を落とした。

 今大会注目のストライカーが初戦敗退。「最後決めきることができなかったのが課題。引かれる状況になっても決めきらないといけない」と反省点が口を突いた。今後も厳しいマークに遭うことは確実なだけに「世界に行けばこういう固い守備は当然。その中でも打開していくのがトッププレーヤー。この1年で誰よりも努力して、また戻って来て、触れられないぐらいの『やっぱ高岡』って思われるような選手になりたい。チームを勝たせられる中心になれるように頑張りたい」と成長を誓った。

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