日本代表GK前川“親子2代”アジア杯出場だ 父・和也氏を超えて「認めてもらいたい」
「国際親善試合、日本代表-タイ代表」(1月1日、国立競技場)
来年1月1日にタイ代表と戦う「TOYO TIRES CUP2024」へ臨む日本代表が29日、千葉市内で練習を行った。GK前川黛也(29)=神戸=は1992年のアジアカップ(広島)で優勝に貢献した父・和也氏に続いて親子2代同杯出場を目指す。この日は23人が集まり、練習では疲労などを考慮してFW上田綺世(25)=フェイエノールト=と浅野拓磨(29)=ボーフム=が別メニュー調整、DF伊藤洋輝(24)=シュツットガルト=は全体練習に部分合流した。
親子2代でのアジア杯も見えてきた。11月16日のW杯アジア2次予選ミャンマー戦で父子での代表デビューとなった前川は「今までもずっと父を超えて『前川黛也』として認めてもらうことを小さい頃から思っていた」と父も出場した同杯に意欲を燃やした。
父・和也氏は92年アジア杯(広島)で優勝に貢献。前川自身にとっては生まれる前だが「調べたらそういう(アジア杯の)シーンが出てきた。それを見て感動した」と誇らしげに話しつつ刺激となった。
今季は神戸をJ1優勝に導き、より自信を持って代表に合流した。それでも「経歴関係なしに一人の人間として臨みたい」と覚悟。父と同じアジア杯のメンバー入りへ、まずはタイ戦でのアピールが求められる。