サッカー全国高校選手権 市船橋が3回戦進出 GKギマラエス・ニコラス、強気にPK2本ストップ

 PKを2本止めた市立船橋・GKギマラエス・ニコラス
 ドリブルでしかける市立船橋・郡司璃来
 競り合う帝京長岡・山村と市立船橋・久保原(右)
3枚

 「全国高校サッカー選手権・2回戦、市船橋1(5PK4)1帝京長岡」(31日、柏の葉公園総合競技場)

 5度の優勝を誇る市船橋(千葉)が帝京長岡(新潟)にPK戦の末に勝利し、3回戦進出を決めた。

 序盤から主導権を握った。J2清水に内定しているFW郡司璃来(3年)を中心に攻め込んだ。それでも、前半は守りを固める帝京長岡からゴールを奪えなかった。

 後半も立ち上がりからゴールに迫った。同8分には郡司がペナルティーエリア右をドリブル突破してチャンスメーク。直後の同9分。コーナーキックの流れからDF佐藤凛音(3年)が押し込んで先制点を奪った。

 だが、帝京長岡もシステムを3バックから4バックにするなど変化を加えて攻撃に出た。同32分には左クロスからMF水川昌志(2年)が流し込み同点に追いついた。

 互いに譲らず1-1でPK戦に突入。市船橋のGKギマラエス・ニコラス(2年)が相手のシュートを2本ストップして5-4で激闘を制した。

 ヒーローとなった守護神は試合後に「3年生を次の試合に導きたかった。PK戦では自分ができることを全てやりきった」と振り返った。PK戦になると決まった時には「PKには自信しかなかった。俺の番が回ってきた」と強気に臨み3回戦進出に導いた。

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