高校サッカー 石川代表の星稜下した市船橋・波多監督、笑顔なく相手たたえる 集合写真では「力をあわせて乗り越えよう」とボードも

 前半、チーム2点目のゴールを決め、喜ぶ市立船橋・岡部(中央
 後半、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ市立船橋・足立(中央)
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 「全国高校サッカー選手権・3回戦、市船橋4-1星稜」(2日、柏の葉公園総合競技場)

 1日の能登半島地震で被害が出ている石川県の代表、星稜と対戦した市船橋が快勝した。地元が厳しい被災状況の中で戦った星稜イレブンとの対戦を終えた市船橋の波多秀吾監督は、試合後のテレビインタビューで勝利の笑顔は見せず、相手は「非常にテクニカルだった」とたたえた。

 6度目の優勝を目指す市船橋は、前半18分にDF内川(3年)が先制点を奪った。しかし、星稜も同29分にMF天川(3年)の右サイドからのクロスに、MF山口が右足で押し込んで同点に。市35分に市船橋はMF岡部(2年)が勝ち越しゴールを奪い、後半40分にもFW郡司がミドルシュートを決めたが、星稜は最後まで相手ゴールに迫る執念を見せた。

 星稜は、昨日に発生した能登半島地震の影響で地元からの応援団が来られず、在京OBの呼びかけで日大藤沢などのイレブンが急造応援団をつくっていた。また、対戦相手となった市船橋の応援席からも、被災地へメッセージが送られた。能登半島のイラストとともに「石川」「共にがんばろう!」「被災地の皆様に一日でも早く日常が戻りますように。『市船』」と手作りのボードが設置された。また、試合前の集合写真で市船橋イレブンは「力をあわせて乗り越えよう」とメッセージボードを掲げていた。

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