高校サッカー 神村学園が8強進出 U-17日本代表のMF名和田が2戦連発の決勝ゴール

 後半、神村学園の名和田(14)に決勝点を許す神戸弘陵の選手ら
 後半、神村学園・名和田に決勝点を許し落胆する神戸弘陵の選手ら
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 「全国高校サッカー選手権・3回戦、神村学園2-1神戸弘陵」(2日、等々力陸上競技場)

 神村学園(鹿児島)が2-1で神戸弘陵(兵庫)を下し、準々決勝に進んだ。1-1の後半31分、U-17日本代表MF名和田我空(2年)が決勝ゴールを決めた。

 残り10分を切った勝負どころで決定力が光った。右CKを相手GKがはじいたボールを、MF名和田がシュート。相手DFに当たったこぼれ球に反応し、寄せてきた相手をかわして左足でゴール右に決めてみせた。

 「3、4人の選手が突っ込んできたのは見えていた。切り返した時点で勝負あったかな」と名和田。初戦の松本国際戦に続く2試合連続ゴールでチームを勝利に導いた。

 「もっと攻撃のバリエーションだったり、ビルドアップからのゴールというのは、まだまだのところが多い」と前戦に続き、自分のプレーには納得がいっていない。それでも有村圭一郎監督は「警戒されて、いいパフォーマンスが出せていないと思われているかもしれないが、やっぱりゴール前の質や存在感はある。ああいう一発、試合を決めるために80分間、彼を(ピッチに)置いている。ちゃんと仕事はした」と評価した。

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