近江が劇的逆転勝利で初の4強進出 後半ロスタイムに鵜戸が「最後は思い切って」勝ち越しゴール 両軍7発の乱戦を制す

 「全国高校サッカー選手権・準々決勝、近江4-3神村学園」(4日、浦和駒場スタジアム)

 近江(滋賀)が後半ロスタイムに勝ち越し点を奪い、強豪の神村学園(鹿児島)を下して初のベスト4進出を果たした。

 前半12分に鵜戸(3年)のゴールで先制するも、その後に2失点で逆転を許して前半を折り返す。だが、後半13分に前半途中出場の山本(2年)が右からのクロスに頭で合わせて同点。さらに1点を勝ち越された後の後半26分にも右CKを山本が頭で合わせて追いついた。

 そして後半ロスタイムにゴール前の混戦から最後は鵜戸が押し込んで劇的な勝ち越しゴールで勝利を掴んだ。「あそこにこぼれてくると思って、最後は思い切って」と振り返り、「自分たちが今までやってきたことを出して勝っていきたい」と胸を張った。

 前田監督は「本当に最後まで選手達があきらめず、もう1点、もう1点と取りに行った結果です」と選手たちをたたえ、「近江らしくしっかり戦いたい」と力を込めた。

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