青森山田4発大勝で2大会ぶり4強 芝田玲が古巣相手に全得点絡む活躍「自分のできる精いっぱいで勝利につながった」

 「全国高校サッカー選手権・準々決勝、青森山田4-0昌平」(4日、浦和駒場スタジアム)

 青森山田が昌平(埼玉)を4発で下し、2大会ぶり4強を決めた。正木昌宣監督は「びっくりするぐらい上出来の前半だと思います」と振り返った。MF芝田玲(3年)は全得点に絡む活躍を見せた。

 開始2分。芝田が鋭い右クロスをDF小沼蒼珠(2年)に合わせて先制点をアシストした。その2分後にはキッカーを務めたセットプレーからF小泉佳絃(3年)の追加点につなげた。

 同19分にはFW米谷壮史(3年)の左サイドからの折り返しを柴田がゴール前で押し込んだ。3-0の後半4分にも直接フリーキックからゴール前の混戦を作りだし、小泉の2ゴール目を演出した。

 芝田は中学2年まで昌平の下部組織にあたるFC LAVIDAに在籍しており、古巣対戦でもあった。「ここ(選手権)で(対戦が)実現したこと、その中で勝てたことは素直にうれしいです」と喜び、「今大会まだゴールもアシストもなかったので、今日は1ゴール1アシストで自分のできる精いっぱいで勝利につながったのはすごくうれしいです」と語った。

 青森山田にとって初戦の2回戦・飯塚(福岡)戦こそ1ー1でPKでの勝ち上がりだったが、3回戦・広島国際学院戦を7-0で勝利していた。3試合12発と高い得点力で準決勝(6日、国立)まで駒を進め、選手権2大会ぶり4度目の頂点に近づいた。

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