神村学園が終了間際に失点 2大会連続4強逃す 名和田我空3戦連発も…「3年生の悔しい顔を見ると申し訳ない」
「全国高校サッカー選手権・準々決勝、近江4-3神村学園」(4日、浦和駒場スタジアム)
神村学園(鹿児島)が3-3の試合終了間際に勝ち越され、2大会連続の4強を逃した。ベルギー1部ゲンク加入が決まっているDF吉永夢希(3年)は「力不足だと本当にこの試合で分かった」と敗退を受け止めた。
先制点を奪われながら前半18分にJ2仙台に内定している主将のFW西丸道人(3年)が同点ゴール。同22分には吉永が一時逆転弾をたたき込んだ。
2-2と追いつかれた後半15分にはU-17日本代表のW杯にも出場したMF名和田我空(2年)が3戦連発となる直接フリーキックを沈めて3-2とリード。それでも、同26分に再び追いつかれ、試合終了間際には決勝点を許した。
激しい打ち合いに敗れ、最後の大会が終わった吉永は「今後しっかり海外で結果を残して、やっぱりA代表が将来の目標なのでしっかり入れるように頑張りたい」と前を向いた。
2年生の名和田は「去年も追いつかれて負けて、今年も同じような形で負けてしまって粘り強さはまだまだつけないといけない。個人としても得点できるところで取れないとああいう試合になると心の底から感じた」と振り返り、「3年生の悔しい顔を見ると申し訳ないという気持ちが込み上げてきます。自分はあと1年あるので先輩たちの思いや鹿児島県や神村学園の思いを背負って来年こそはと思っています」とリベンジを誓った。