青森山田が貫録4発 2大会ぶり4強入り 芝田玲“古巣”相手に大暴れ 全得点に絡む活躍

 「全国高校サッカー選手権・準々決勝、青森山田4-0昌平」(4日、浦和駒場スタジアム)

 準々決勝4試合が行われ、近江(滋賀)が優勝候補の一角である神村学園(鹿児島)を4-3で下して同校初、滋賀県勢では2005年度の野洲以来となるベスト4進出を決めた。青森山田(青森)は昌平(埼玉)に4-0で勝利。市船橋(千葉)は勢いに乗る初出場の名古屋(愛知)を2-1で退けて12大会ぶり、堀越(東京A)は佐賀東(佐賀)を2-1で破って初の4強入り。準決勝の近江-堀越、青森山田-市船橋は6日に行われる。

 “古巣”相手に大暴れだった。青森山田のMF芝田玲(3年)が1ゴール1アシスト。全4発に絡む活躍で「ここ(選手権)で(昌平と対戦が)実現したこと、その中で勝てたことは素直にうれしいです」と喜んだ。

 開始2分。芝田が鋭い右クロスをDF小沼蒼珠(2年)に合わせて先制点をアシスト。同19分にはFW米谷壮史(3年)の折り返しを押し込んだ。残る2得点も起点となるパスを出すなどこの日の全ゴールを生み出した。

 芝田は中学2年まで昌平高の下部組織にあたるFC LAVIDAに在籍。「環境を変えたい」と中学3年から青森山田中に転校した。古巣との対戦が決まった時には昌平MF土谷飛雅(3年)から「待ってたよ」とメッセージをもらった。「(転校してからも)気にしてくれていた」と感謝の気持ちも持って戦った。

 2大会ぶりの4強入り。試合後には「昌平のみんなが絶対に優勝しろと言ってくれた」と芝田。かつての仲間の思いも背負い4度目の優勝へ突き進む。

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