青森山田が市船橋をPK戦で撃破 2大会ぶり4度目Vへあと1勝 高校サッカー準決勝
「全国高校サッカー選手権・準決勝、青森山田1(4PK2)1市船橋」(6日、国立競技場)
過去3度優勝の青森山田(青森)が市船橋(千葉)との名門対決をPK戦の末に制し、100回大会以来、2大会ぶりの決勝進出を決めた。
序盤から流れをつかんだのは青森山田。積極的に敵陣で攻め続け前半11分、左のコーナーキックからゴール前に上がったボールを身長190センチのDF小泉佳絃(かいと、3年)が頭で合わせてゴール。青森出身の“巨人”によるヘディング弾で先制した。
一方で、市船橋は序盤こそ攻めあぐねたが、その後は徐々にシュート数も増え、流れをつかんでいった。後半には応援団が演奏する名曲「市船ソウル」を背に攻勢を強め、後半31分、敵陣右でMF太田隼剛(3年)が左足でつないだボールをFW久保原心優(2年)が右足で振り抜いてゴール右に刺さる同点弾を決めた。
PK戦では市船橋の1人目と4人目が失敗。青森山田は4人目が失敗したが、5人目が決めた。
青森山田の正木昌宣監督は「みんなでハードワークして勝ちきって本当によかった。選手たちがあきらめないで戦ってくれる。あさって(の決勝で)最高のパフォーマンスが出せるように、しっかり準備して優勝を目指して頑張りたい」。GK鈴木将永(3年)は「すごくうれしい気持ちもある。自分たちは優勝するという強い気持ちの中でこれまで戦ってきた。次、勝って優勝したい」と話した。