2大会ぶり優勝へ青森山田が最終調整 監督で選手権初V目指す正木監督は黒田前監督を意識「負けたくない」

 練習中に指示を出す青森山田・正木昌宣監督。左は山本虎(撮影・堀内翔)
 セットプレーの練習をする青森山田イレブン(撮影・堀内翔)
 東京タワーの見える前で記念撮影をする青森山田イレブン(撮影・堀内翔)
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 全国高校サッカー選手権の決勝(8日・国立競技場)を控えた青森山田が7日、都内の練習場でセットプレーの確認など約1時間半の最終調整を行った。その後は取材に応じ、黒田剛前監督(現Jリーグ町田監督)退任後の2022年10月に監督に就任した正木昌宣監督(42)が、就任後初の選手権優勝へ思いを語った。

 この日は選手たちに精力的に声を掛け、調整を見守った指揮官。2大会ぶり4度目の全国制覇が懸かる大一番を控え「今年1年、選手たちと頑張ってきた。このファイナルに立てるのも全国で2チームしかない。サッカーができることに感謝しながら、最後は優勝という形で終われるように頑張りたい」と意気込んだ。

 自身は中学卒業後に青森山田に進学し、04年に母校のサッカー部にコーチとして戻ってきた。名将・黒田前監督を19年間支え、22年10月にバトンを引き継いだ。常勝軍団を作り上げた前監督は、昨年町田をJ1昇格へ導いた。そんな恩師に「(黒田)監督が結果を出せば(自分も)もっと結果出したいと思う。監督も負けず嫌いでかなり有名でしたけども、自分自身もかなり負けず嫌い。ただ、そういう意味では一番刺激をもらえる存在」と対抗心もある。

 決勝で対戦する近江の印象については「テクニカルでチーム全員がハードワークして攻守に渡って躍動感がある」と話した。就任2年目での高校サッカーの頂点へ。指揮官は「われわれもハードワークと守備が売りなので、そこを出しながら戦いたい」と力を込めた。

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