サッカー全国高校選手権 青森山田が2大会ぶり4度目の頂点 初の選手権制した正木監督が涙 近江に3-1の完勝
「全国高校サッカー選手権・決勝、青森山田3-1近江」(8日、国立競技場)
青森山田が3発の完勝で2大会ぶり4度目の優勝を決めた。
0-0の前半34分。MF杉本英誉(3年)のパスを受けたMF福島健太(3年)が先制点を奪った。そのまま試合が進み、前半を1-0のリードで折り返した。
ただ、後半開始直後に攻め込まれると、同2分に右サイドから崩されて同点に追いつかれた。それでも、同15分にFW米谷壮史(3年)が完全に裏に抜け出すと相手GKとの一対一を制して勝ち越しゴールを流し込んだ。今大会5得点目で得点ランキングトップタイに並んだ。同25分にはオウンゴールで3点目が決まった。
昨季は8強で終わった後、正木昌宣監督はJ1町田の監督に就任した黒田剛氏から指揮官を引き継いでいた。交代後、初めての選手権で最強のチームを作り上げ頂点に立った。
正木監督は、試合後「最後まで戦ってくれた選手達に感謝したい。本当に最高です」と涙をぬぐった。また、米谷も値千金のゴールを「自分だけじゃなく、みんながつないでくれて、部員全員のゴール」と感謝。頂点に立ち「人生の中で一番幸せすぎて、一生忘れない」を笑顔を咲かせた。