青森山田・米谷壮史が得点王 試合を決めた裏抜け一発 市立船橋・郡司璃来と並ぶ5得点 「部員全員のゴール」

 後半、勝ち越しのゴールを決める青森山田・米谷
 5得点を決めて得点王を獲得した青森山田・米谷
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 「全国高校サッカー選手権・決勝、青森山田3-1近江」(8日、国立競技場)

 5万5019人の大観衆の前で青森山田が近江(滋賀)を3-1で下し、2大会ぶり4度目の優勝を飾った。後半15分にFW米谷壮史(3年)が決勝点を挙げるなど3-1の完勝劇。高円宮杯U-18プレミアリーグに続いて高校2冠を達成し、黒田剛前監督(53)から引き継いだ正木昌宣監督(42)が選手権でも優勝に導いた。近江は滋賀県勢18大会ぶりの優勝を逃した。米谷とFW郡司璃来(市立船橋)が通算5ゴールで大会得点王に輝いた。

 米谷が試合を決めた。1-1の後半15分。相手守備の裏に抜け出すとGKとの一対一を制し勝ち越し弾。「最高です」。エースの役目を果たした。今大会5得点でJ2清水内定の郡司璃来(市船橋)と並び得点王に。それでも「自分だけではなくて部員全員のゴール」と謙虚に振り返った。

 小学校ではボランチやハーフ、中学校では両ハーフとFW、高校でFWと両ハーフとトップ下と、多彩なポジションを経験してきた。県予選などでは大勝を繰り返す青森山田に入学し、「1本でも外すことが許されない」とよりゴールへのこだわりが強くなって、FWとして成功した。

 3回戦でハットトリックを達成するなど優勝とともに個の力も見せた。「人生で一番幸せです。一生忘れない」。春から東海大に進学し、さらなる飛躍を目指す。

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