J1神戸が連覇へ始動 吉田監督「チーム内競争アップ」「王者ではなく謙虚に」

 新体制が始動し、チーム全員でランニングをする大迫(右から2人目)、山口(同4人目)ら神戸イレブン(撮影・坂部計介)
 新体制初日の練習を終え、記者の質問に答える吉田監督(撮影・坂部計介)
 初日の練習を終え、笑顔で話す井出口(撮影・坂部計介)
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 リーグ連覇を狙うJ1神戸が10日、神戸市西区のいぶきの森球技場で始動した。吉田孝行監督(46)は、セルティックから完全移籍で加入したMF井手口陽介(27)ら10人の新入団選手について「チーム内の競争は去年より今年の方がアップしていると思うし、各ポジションで競争が出て、それがチームのためになればいい」と手応えを明かした。

 同監督は補強について「1ポジション2人以上いないと紅白戦もできないし、ポジションの競争にもなるようにしてほしい」とクラブに要望を出し、実力を見極めて編成されたという。前年覇者として迎えるシーズンに「対戦相手も見方が変わってくると思うし、自分たちは王者だからではなく、常に謙虚で試合に挑むのが大事」と表情を引き締めた。昨年はMF山口蛍が主将を務めたが、今年は「キャンプを見て、クラブと話し合って決める」と現在は未定だ。

 前日9日に移籍が発表されたばかりの井手口は、新天地での練習を終え「雰囲気もよかったし楽しかった。しっかり自分の持ち味を出していかないといけないし、チームの戦術も理解してプレーできれば。選手として成長できるかなと思い、入団を決めた」とすっかりなじんだ様子をみせた。

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