J1神戸・井手口陽介 移籍決め手「レベル高い選手がいて、自分も成長できると思った」「力になれれば」

 リーグ連覇を狙うJ1神戸が10日、神戸市西区のいぶきの森球技場で始動した。セルティックから完全移籍で加入した元日本代表MF井手口陽介(27)ら10人の新戦力を迎え、新たな歴史に挑む。吉田孝行監督(46)はチーム内競争をポイントに「自分たちは王者ではなく、常に謙虚で試合に臨む」と、追われる立場となる1年へ表情を引き締めた。

 前日9日にスコットランド・プレミアリーグのセルティックから完全移籍で加入した井手口は、新天地での練習を終え「雰囲気もよかったし楽しかった」と、すっかりなじんだ様子を見せた。神戸への移籍を決断した理由について「レベルの高い選手がいて、自分も成長できると思った」と説明した。

 G大阪でキャリアをスタートさせ、これまでスペイン、イングランド、ドイツ、スコットランドで経験を積んだ。昨年は福岡に期限付き移籍。「自分のプレーだけでなく周りのことも考えたチームプレーができるようになった。福岡ではFWもやり、プレースタイルも広がった」と振り返り「タイトルを取るのに少しでも力になれれば」と意気込みを示した。

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