J1神戸に昨年大けがの斉藤未月が完全移籍「まずはケガを治すことに専念」「プロサッカー選手として結果を出し続けないと」
J1神戸は12日、MF斉藤未月(25)が湘南から完全移籍で加入したと発表し、会見を行った。昨年から期限付き移籍で加入していたが、同年8月19日の柏戦(ノエスタ)で全治1年の大けがを負い、治療とリハビリに専念していた。
会見した斉藤は「本当に多くの方の支えがあって移籍が実現した。まずは本当にケガを治すことに専念したい。いい意味で習慣を見直す時間だと思うので、よりパワーアップしたり、自覚をもって過ごしたい。2024年から一プレーヤー、プロサッカー選手としてしっかり結果を出し続けないといけない。それを神戸で実現したい。自分がサッカーしている姿をピッチの上で見せて、家族やサポーターに見せ続けることがサッカーしている理由。それを念頭に過ごして生きたい」などと決意表明した。
湘南から21年にロシア・プレミアリーグのFCルビン・カザン、22年はG大阪、23年は神戸にいずれも期限付き移籍。昨年はリーグ戦22試合に出場するなど活躍した。しかし8月の柏戦の交錯で相手DF2人と交錯し、左膝関節脱臼、左膝複合靱帯(じんたい)損傷(前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋=しつかきん=腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷)、内外側半月板損傷と診断された。
斉藤のケガ後に、復帰をサポートする考えを示していた神戸の千布勇気社長は「選手としてだけでなく、人間としても尊敬できる斉藤選手と長期契約を結べることを喜ばしく思う」と話した。