Ｊ１のＦＣ東京が１４日、東京・小平市内で始動。プロ１７年目を迎えるＤＦ長友佑都（３７）は「また長いシーズンが始まるなという、強い覚悟と気持ちがある」と意気込みを示した。

　昨季はリーグ１１位と不本意な成績。「与えられたポジションで躍動感のあるプレーを見せたい。今年３８歳になるが年齢は関係ないと証明できるように頑張りたい」と話した。

　アジアカップを戦う日本代表へは「アジアの頂点を取ってほしい」とエール。自身の代表復帰に関しては「思いは変わらない。Ｗ杯を経験するごとに大きくなる」と熱い思いを口にしていた。

　今季の目標に「まずはＦＣ東京で自分の価値を証明する。その先にパフォーマンス次第では代表もあるのかなと。チームのタイトルと、最後にベストイレブンに選ばれるぐらい活躍しないと代表は見えてこない。Ｊリーグで圧倒的なパフォーマンスをするのが目標」とチームと個人のタイトル奪取を掲げる。

　さらに今季はＪ１昇格の磐田に、代表で長くともに戦ったＧＫ川島永嗣（４０）が加入。「代表でも苦しいことを乗り越えながら戦ってきた仲間。自分のモチベーションにもつながる負けたくない思いがある」と歓迎した。

　「永嗣さんとは『ゴリラ兄弟』として兄貴とずっと呼んでいたぐらいなので、兄貴には負けたくない」とした上で「ゴールも長いこと取っていないので、永嗣さんがゴールマウスを守るところでいきたいですよね」とＪリーグでは１０年以来となるゴールを“兄貴”から奪うと宣言した。