日本代表、アジアカップ初戦でベトナムとの撃ち合い制す A代表史上初の10連勝 試合後にはトルシエ監督が祝福
「アジア杯・1次リーグ、日本代表4-2ベトナム代表」(14日、ドーハ)
日本は点の取り合いを制し、ベトナム代表に逆転勝ち。A代表史上初の10連勝とした。
日本が1次リーグで複数失点を喫したのは19年のトルクメニスタン戦(3-2)以来。ベトナムとは22年3月の1-1で引き分けたW杯アジア予選以来の対戦で通算8勝1分け1敗となった。
日本は前半11分に今大会第1号となった南野のゴールで幸先よく先制。流れに乗りたかったが、同16分、33分ともにセットプレーから失点し、逆転を許した。
それでも前半終了間際の45分、遠藤の縦パスに反応した「何とかゴールでチームを助けたい」と南野が再びゴールを決め同点。アディショナルタイムにも中村が強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺し、試合をひっくり返した。
後半はなかなか追加点を取れない展開だったが、40分に途中出場の久保のアシストから上田がゴール。そのままリードを守り切った。
2得点の南野は中継のインタビューで「結果的に勝利することができてよかった」と語った。「試合運びとしてはよくはなかったですけど、強さを見せられて良かった。次もしっかり気を引き締めていい準備をしたい」と前を向いた。
試合後にはかつて日本代表を率いたベトナム代表のトルシエ監督が、森保監督を抱き寄せ祝福する場面も。指揮官は「これがアジアカップ」と語り、セットプレーからの2失点には「しっかり修正しないといけない。アジアカップを戦う上でセットプレーにはパワーをかけてくる。次に修正できるように」と11年以来となる大会制覇に向けて、初戦を勝利で飾った。