森保ジャパン劇勝発進もアジア杯初戦地上波なしにファン嘆き「こんな地上波向きの展開なのに」「日本サッカーの危機的状況」「昔では考えられない」

 後半、チーム4点目のゴールを決める上田
 前半、自身2点目のゴールを決める南野(8)
 ベトナムに勝利し、タッチを交わす上田(左端)ら
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 「アジア杯・1次リーグ、日本代表4-2ベトナム代表」(14日、ドーハ)

 日本は点の取り合いを制し、ベトナム代表に逆転勝ち。A代表の10連勝とした。日本が1次リーグで複数失点を喫したのは19年のトルクメニスタン戦(3-2)以来。ベトナムとは22年3月の1-1で引き分けたW杯アジア予選以来の対戦で通算8勝1分け1敗となった。

 日本優位の下馬評の中で、前半からゴールを奪い合うスリル溢れる試合展開。両チーム持ち味を生かした好ゲームとなったが、地上波、BS、CS含めてテレビ中継はなく、DAZNの配信のみ。サッカーファンからは「こんな地上波向きのめっちゃ面白い試合展開なのに、地上波でやらないのほんと笑えない」、「これだけ代表強いのに代表人気ないのやばいだろ」、「地上波で放送してないのは、日本サッカーにとって危機的状況だと思うぞ」、「アジア杯を地上波でやらないなんて昔なら考えられなかった。川口のPKストップがいい思い出。世も末だね」と、嘆きの声が相次いでいた。

 放映権料の高騰により、テレビ局のサッカー地上波での中継は大きく減少しており、22年カタールW杯最終予選は敵地の試合は地上波放送がなく、昨年11月のW杯2次予選敵地でのシリア戦は交渉が難航し、地上波はおろかネット配信すら行われない事態となった。

 今大会の1次リーグは、19日に行われるイラク戦はテレビ朝日が中継予定だが、24日のインドネシア戦は再びDAZNのみとなる。

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