日本代表・中村敬斗V弾 勢い止まらん6戦6発「いいコースに飛んで良かった」
「アジア杯・1次リーグ、日本代表4-2ベトナム代表」(14日、ドーハ)
3大会ぶり5度目の優勝を狙う日本は、1次リーグD組初戦でフィリップ・トルシエ元日本代表監督(68)が指揮を執るベトナムを4-2で退け、白星発進。2-2の前半終了間際、中村敬斗(23)=スタッド・ランス=が鮮やかな一発で勝ち越し点を挙げた。
ゴール左でパスを受けると、相手DF2人をかわして右足を鋭く振り抜き、シュートコースに入ろうとした相手の頭上を通してゴール右上隅に突き刺した。
一時は逆転を許しながら、チームに流れを呼び込むスーパーゴール。もっとも、「パスを受けたら振りにいこうと思っていたけど、それがいいコースに飛んで良かった」と謙虚に振り返った。
昨年3月のA代表デビューから、国際Aマッチ5試合5ゴールで今大会を迎えた。これで6戦6発と勢いは止まらない。23歳の若武者は初舞台にも「優勝すれば僕にとって初めてのタイトルになる」と意気込む。
後半途中に退いたものの、鮮烈なゴールで第一歩を刻んだ。2連勝がかかる次戦のイラク戦に向けて「結果が大事。次の試合も必ず勝ちたい」と気を引き締めた。