南野拓実 練習前に誕生日お祝い イラク戦へ調整「29歳最初の大会をいい形で」
「アジア杯・1次リーグ、日本代表-イラク代表」(19日、ドーハ)
日本代表は16日、ドーハで練習した。4-2で勝った初戦のベトナム戦に先発し2得点したMF南野拓実(29)=モナコ=らは軽めの調整にとどめ、控え組がミニゲームで汗を流した。左足首を痛めていたMF三笘薫(ブライトン)がパス回しなど一部の練習に合流した。DF渡辺剛(ヘント)は首の痛みを訴え、宿舎で調整した。
練習の冒頭、選手とスタッフがつくった花道を南野が照れ笑いを浮かべて駆け抜けた。16日が誕生日で「29歳、最初の大会をいい形で終われるように頑張りたい」と決意を示した。
14日のベトナム戦で2点を挙げた。いずれもシュートコースを素早く見極め、右足で丁寧に転がす冷静さが際立った。6試合1ゴールに終わった前回大会から5年。森保監督は「アジア、世界で勝つためのプレーを示してくれた」と称賛した。
ベトナム戦で代表通算20ゴールに達し、歴代12位の中山雅史の記録にあと1点と迫った。ただ、目指すのはあくまでチームの勝利。「自分のキャリアの中ですごく大事な大会。何かを残して帰りたい」とアジア王座を見据えている。