三浦知良×明治安田 1万1000個サッカーボール贈る 企業タレント就任で背番号「11」にちなみ
Jリーグのタイトルパートナーを務める明治安田生命保険相互会社は16日、都内で「明治安田キックオフ」の会見を開き、新たな企業タレントにサッカーのポルトガル2部オリベイレンセの元日本代表FW三浦知良(56)を起用すると発表した。カズの協力の下、全国の子どもたちへ背番号「11」にちなみ1万1000個のサッカーボールを届ける取り組みについても明かされた。
常識を超えていく-。ブランド通称が「明治安田生命」から「明治安田」へ変更され、従来の生命保険会社の役割を超えていく新たな決意を示した会見。その象徴として選ばれたのは、56歳の今も現役として挑戦を続ける“キング”カズだ。
シーズン中とあって、ビデオメッセージでの出演となったカズ。「明治安田さんって日本で最初の生命保険会社、パイオニアなんですね。自分で言うのもなんなんですが、日本のプロサッカー選手のパイオニアとして一緒に精いっぱい走っていければ」と話した。
そして、子どもの健全育成などへ貢献する取り組みを「未来世代応援アクション」として、カズとタッグを組んで進めていく。
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が日本の小学校へグラブを寄贈して話題になったが、明治安田もカズの協力の下、高校生までを対象とした全国の子どもたちへ背番号「11」にちなみ1万1000個のサッカーボールを寄贈するとした。
「僕はいつも自分の使命に耳を澄ますこと、それが責任であり仕事だと思っている」とカズ。どのような形での寄贈となるかは検討中だが、常識の枠を超えてきたカズの“メッセージ”が、全国の子どもたちへ届けられる。
◆23-24年シーズンのカズ カズは昨年2月に55歳にしてJ2横浜FCから期限付きでポルトガル2部オリベイレンセへ移籍。4月22日にポルトガル国内の史上最年長記録となる56歳1カ月24日で試合出場を果たすなど、22-23年シーズンは4試合に出場した。23-24年シーズンも移籍期間を延長。6日のマリティモ戦では、後半43分から今季3試合目となる出場を果たした。