サッカー日本代表の元エースストライカー W杯無得点で「マネジャーの車が燃やされた」過去 大バッシングで引退決意も

 フランスW杯最終メンバーを発表する日本代表・岡田武史監督=1998年6月
 城彰二氏
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 元サッカー日本代表の城彰二氏が17日、カンテレで放送された「ジャンクSPORTS」に出演。日本が初出場した98年フランスW杯で無得点に終わり、大バッシングを浴びせられる中「マネジャーの車が燃やされた」過去を激白した。

 「絶対的なエースストライカーの三浦知良さんがいたんですけど、世代交代だと言われて、僕がエースとして出場させてもらって」と回顧した城氏。直前にこれまでエースストライカーとして日本代表を支えてきた三浦知良がメンバーから落選。城氏も3試合で無得点に終わり、勝利を挙げることなく敗退したこともあり大きなバッシングを受けた。

 「結果が残らなくて空港で水をかけられたり、大バッシングを受けて、(報道では)出てないんですけど、当時のマネジャーの車が燃やされたり、本当に大変だったんですよ」と激白。「それでサッカーをやめようと思った」と引退を決意したことを明かした。

 それでも父から「期待に応えられないまま逃げるのか。こんだけ期待してくれたのに逃げる弱い人間なのか」と言われ、「カチンときて、ふざけるなよと、じゃあやってやる」と考えを改め直したという。

 その後、Jリーグでゴールを量産し、スペインリーグにも挑戦。2006年まで現役生活を続けた城氏。引退する際には主将として横浜FCをJ1へと引き上げ「キャプテンとしてJ2で優勝し、J1の切符が取れた。後ろ髪を引かれることもない。幸せなやめ方だなと思う」と語っていた。

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