「アジア杯・１次リーグ、日本代表－イラク代表」（１９日、アルラヤン）

　勝てば１次リーグ突破となるイラク戦。国際Ａマッチ１０連勝中の日本が２点ビハインドと、まさかの展開で前半を終えた。

　試合前には「われわれがやるべきコンセプトをチーム一丸となって発揮できるかどうか、選手たちが個々の良さを発揮して、アグレッシブかつ我慢強く戦えるかどうかが大切」と話していた森保監督。だが、開始からイラクの攻勢を受ける。

　前半５分には左からの折り返しをＧＫ鈴木がパンチングで防ぐが、こぼれ球をイラクＦＷアイメン・フセインに頭で合わされて先制点を献上。その後は日本もチャンスを作り徐々に流れを押し戻す。

　ただ、前半ロスタイムの４９分に、またも左サイドから崩されると、クロスに再びフセインが頭で押し込んで２点目を奪われた。

　９３年１０月２８日のＷ杯最終予選では、ドーハでのイラク戦で後半ロスタイムに同点とされてＷ杯初出場を逃した。その“ドーハの悲劇”が頭をよぎる前半の戦いとなった。