日本代表 国際Aマッチの連勝が10でストップ ドーハでイラクに苦杯 森保監督「反省して」悪夢のPK取り消しも響く 

 「アジア杯・1次リーグ、日本代表1-2イラク代表」(19日、アルラヤン)

 勝てば1次リーグ突破となるイラク戦。国際Aマッチ10連勝中だった日本が、予想外の展開で敗戦を喫した。

 前半5分には左からの折り返しをGK鈴木がパンチングで防ぐが、こぼれ球をイラクFWアイメン・フセインに頭で合わされて先制点を献上した。

 この日は今大会初スタメンのMF久保をトップ下、MF南野を左インサイドハーフに置く布陣。ただ攻撃はうまくかみ合わず、徐々に流れを押し戻すもゴールを奪えない。

 そして前半49分にも左サイドを崩されると、クロスに再びフセインが頭で押し込んで2点目を奪われて2点ビハインドで前半を折り返した。

 後半開始からDF冨安を投入。だが後半10分には浅野がペナルティーエリア内で後ろから倒されたが、VARで判定が覆った。悪夢のような展開に完全アウェーのスタジアムは異様な雰囲気に包まれる中、同16分には久保、FW浅野に代えてMF堂安、FW上田を送り出し、さらに同29分にはMF旗手とFW前田が出場。交代枠を使い切り、攻め手を増やすと、後半アディショナルタイムに遠藤がゴールを決めて1点差に迫った。

 以降もイラクのゴール前で全力を尽くして攻めたが、反撃もここまでだった。森保監督は「選手達がやってきてくれた準備はベストを尽くしてくれたと思う。まだグループリーグ2戦目で、われわれが反省して前進していけるように」と語った。「われわれに対してどの国もモチベーション高くぶつかってきているのは感じる」とし「本当にわれわれは勇気を届けるように頑張って行きたい」と前を向いた。

 93年10月28日のW杯最終予選で、ドーハでのイラク戦で後半ロスタイムに同点とされてW杯初出場を逃した「ドーハの悲劇」。勝てば決勝トーナメント進出が決まっていたが、同じカタールで、同じ相手に痛い敗戦を喫した。

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