日本代表MF久保 今大会初スタメンでトップ下も完全燃焼 後半16分に堂安と交代

 「アジア杯・1次リーグ、日本代表1-2イラク代表」(19日、アルラヤン)

 3大会ぶり5度目の優勝を目指す世界ランク17位の日本は、1次リーグD組第2戦で同63位のイラクに1-2で敗れ、1勝1敗で1次リーグ突破を持ち越した。今大会初スタメンでトップ下に入ったMF久保建英は、存在感を示せないまま途中交代。試合前「気持ちは準備しています」と意気込んでいたが、不完全燃焼に終わった。

 完全アウェーの状況だった。開始直後に右サイドでボールを持った瞬間、会場を埋め尽くしたイラクサポーターから大ブーイングの洗礼を受けた。前半は「高さや速さで勝負してくると思う」と警戒していたイラクの守備に苦しめられ、狭いスペースで持ち味を発揮できなかった。

 後半から右に入り、ボールタッチの回数が増えたものの16分にMF堂安と交代。ベンチでは悔しそうに試合を見つめる姿があった。

 初戦のベトナム戦では、後半39分から短い出場時間ながら1アシストと貢献。それに続く活躍を期待され、スタメンに抜てきされたが結果を残せなかった。「僕の武器を生かしてチームに貢献したい」と語っていた技巧派レフティーが、次こそチームを勝利に導く。

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