「スーパードライ」訴訟に 英アパレルがマンCに

 英アパレルの人気ブランド「スーパードライ」の店舗に掲げられたロゴ=ニューヨーク(ゲッティ=共同)
 マンチェスター・シティーのデブルイネ。練習着から「スーパードライ」の文字が消えた=7日、マンチェスター(ゲッティ=共同)
 アサヒビール「スーパードライ」のロゴが入った練習着を着たマンチェスター・シティーのハーランド=2023年8月、ギリシャ・ピレウス(ゲッティ=共同)
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 【ロンドン共同】英アパレルブランド「スーパードライ」が、サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティーを相手に訴訟を起こした。英メディアによると、練習着の胸付近にあるアサヒグループの同名商品ロゴが商標権の侵害に当たると主張。クラブはデザインを一部変更した。

 マンチェスターCは2022年にアサヒグループホールディングス(HD)の欧州統括会社と契約を結び、昨年7月からノンアルコール商品「スーパードライ アサヒ0・0%」のロゴが入った練習着を使用。今回の訴訟が報道されると、試合前のウオームアップなどで選手らが着用するウエアからスーパードライの文字だけが消えた。

 訴えたスーパードライは03年に英国で創設され、世界的なスター選手だったデービッド・ベッカム氏がTシャツやジャケットを愛用したこともあって若者に流行。「極度乾燥(しなさい)」など奇妙な日本語フレーズが入った服でも知られ、現在は欧州を中心に米国やオーストラリアなど47カ国・地域に店舗を展開。ただ、日本ではアサヒグループHDが税関に輸入差し止めを申し立てており、販売していない。

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