東京２３区から初のＪリーグ入りを目指すＪＦＬ・クリアソン新宿が２１日、都内で新体制発表会見を行った。元日本代表ＦＷの北嶋秀朗新監督（４５）は「目標はＪリーグ昇格、それのみ。ここにいるみなさんと、ここにいる選手ならば必ず成し遂げられると信じている」と力強く語った。

　ヘッドコーチを務めた昨季から昇格した形となった北嶋新監督。「監督に就任することが決まってからプレッシャーに押しつぶされそうなくらい」と笑った。それでも多くのファン、関係者が集まった会見に「今日集まってくださった方たちの愛情とかを受け、僕らが成さなければならないことはとてつもなく大きく強いものがある。そこを楽しんでやっていけたら」とした。

　昨季はＪＦＬで一時は首位に立つも、最終順位は１１位。Ｊ３クラブライセンスの交付も受けたが、昇格は果たせず。北嶋監督は得点力強化を掲げ「２－０で勝つチーム。１失点もせず２点取って勝つということを選手たちと共有したい」とチーム作りの方針を示す。

　過去２年間は国立競技場での主催試合を１試合ずつ開催。昨季は１万１１５０人を集めた。クラブの丸山和大代表は「国立で少なくとも１試合はやっていきたい」と今季の国立開催に前向き。首都のサッカー熱を盛り上げ、今年こそ悲願の東京２３区初のＪクラブ誕生を目指す。