GK鈴木彩艶「結果で見返す」 SNSで差別発言「そこに負けない」
「アジア杯・1次リーグ、日本代表-インドネシア代表」(24日、ドーハ)
3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本は22日、1次リーグD組最終戦のインドネシア戦に向け、ドーハで練習の冒頭のみを公開。2戦連続で2失点しているGK鈴木彩艶(シントトロイデン)が今後への意気込みを口にした。左足首を痛めていた三笘(ブライトン)は21日まで加わっていた全体練習に参加せず、宿舎で再び別メニュー調整。インドネシアに勝つか引き分けると、D組2位で決勝トーナメントに進む。
鈴木はプレー面の批判は正面から受け止めている。ただ、ガーナ人の父を持つGKは交流サイト(SNS)で差別的な言葉を受け「差別的な発言は控えていただきたい。自分としてはそこに負けるつもりはないし、結果で見返してやろうという気持ち」と毅然(きぜん)とした態度で述べた。
14日のベトナム戦の2失点目は相手のヘディングを防いだところを詰められ、19日のイラク戦の1失点目はクロスをはじいたところを押し込まれた。修正点は分かっており「次に生かせばいい」と迷いはない。
パリ五輪世代の21歳。GKのやりがいを問われると「失点とは常に隣り合わせ。だからこそチームを救った時は一番楽しい」と言った。次こそ、日本の救世主になってみせる。