日本が決勝T進出 森保監督「目の前の一戦を全力で戦い抜く準備を」次戦は31日、日韓戦の可能性も インドネシアに3-1

 「アジア杯・1次リーグ、日本代表3-1インドネシア代表」(24日、ドーハ)

 引き分け以上で1次リーグ突破が決まるD組の最終インドネシア戦。日本が終始ボールを支配して前半に1点、後半に2点を決めて3-1で勝利し、同組2位通過を決めた。31日に行われる決勝トーナメント1回戦の相手はE組1位で、ヨルダン、韓国、バーレーンの3チームから決まる。

 開始早々の前半6分に先制。3分、MF堂安の縦パスを受けたFW上田がペナルティーエリア内で相手DFに抱えこまれるような形で倒された。当初はノーファウルの判定だったがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による介入でPKの判定に覆り、これを上田自らがゴール右上に決めた。その後はボールを圧倒的に支配するも追加点を奪えず。相手に1本もシュートを打たせないまま前半を1-0で折り返した。

 後半7分には、ドリブルで敵陣まで運んだ堂安がMF中村に預け、そのまま足を止めずペナルティーエリア外左でパスを受け取る。グラウンダーのクロスを入れると、上田が落ち着いて押し込み待望の追加点を挙げた。同43分には相手のオウンゴールを奪ったが、ロスタイムに1点を返された。

 試合直後のインタビューで森保一監督は「前節の試合を振り返って、何をしなければいけないか、チームで共有してインドネシア戦に迎えたのがよかった」とイラク戦からの成長を評価。試合開始早々に得点し「選手たちが厳しい戦いを覚悟し、優位に立つにはどうしたらいいか、アグレッシブさと賢くプレーしたのが得点につながった。われわれがコントロールできる試合になった」と話した。

 次戦の相手は決まっていないが「チームとして最大限のパフォーマンスを発揮できるように心身のコンディションをしっかりつくれるように。目の前の一戦を全力で戦い抜く準備をしたい」と一戦必勝を誓った。

 日本は31日に決勝トーナメント1回戦でE組1位と対戦する。E組は第2節を終えて、勝ち点4で1位・ヨルダン(得失点+4)、2位・韓国(同+2)、勝ち点3で3位・バーレーンが続き、3チームに首位通過の可能性が残されている。最終節は25日に行われる予定。

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