日本代表・森保監督「ギャップの中で戦っていた」31日・決勝T 相手はバーレーン

 24日にインドネシアを3-1で下し、アジア杯・決勝トーナメント進出を決めた日本代表の森保一監督(55)が25日、ドーハで取材に応じ、D組2位で終えた1次リーグを振り返った。3大会ぶり5度目の優勝を狙う世界ランク17位の日本は、24日の最終第3戦で同146位のインドネシアに3-1で勝利。2勝1敗で勝ち点6として同組2位で突破を決めた。31日の決勝トーナメント1回戦で、E組1位のバーレーンと対戦する。

 3戦全勝で1位通過のもくろみが崩れた1次リーグ。森保監督は「(チーム内に)圧倒して勝たないといけないとの思いがどこかにあった。現実は圧倒できるわけではない。ギャップの中で戦っていた」と、苦戦を振り返った。

 4-2で白星発進したベトナムとの初戦は一時逆転を許し、イラクには1-2で競り負けた。第2戦から先発8人を変更したインドネシア戦は、DF4人全員が今大会初先発で、冨安(アーセナル)を軸に敵襲の芽を摘んだ。攻撃ではFW上田(フェイエノールト)が2得点を決め、攻守の切り替えも鋭さが増した。

 2位通過は誤算だったものの、GK2人と左足首痛から回復途上のMF三笘(ブライトン)を除く23選手がピッチに立ったのは好材料。中6日で迎える決勝トーナメント1回戦へ向け「この3試合を生かし、ベストな戦いができるか」と気を引き締めた指揮官。ここから本当の勝負が始まる。

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