三笘薫 決勝T「出るつもり」 初めて全メニュー消化 果敢に仕掛ける「違いを見せられれば」
1次リーグD組を2位で通過した日本代表は26日、E組1位バーレーンとの決勝トーナメント1回戦に向け、休養日を経てドーハで練習を再開した。左足首の状態に不安がある三笘薫(26)=ブライトン=が5日ぶりに全体練習に合流し、ミニゲームなどで汗を流した。24日のインドネシア戦で先発した上田綺世(25)=フェイエノールト=らは、軽めのメニューで体をほぐした。
左足首に不安があった三笘が全体練習のメニューを初めて全て消化した。1次リーグ3試合でベンチ外が続いたアタッカーは「決勝トーナメントは一発勝負で負けたら終わり。もちろん自分も出るつもりだし、心も体も整ってきている」と初出場へ意欲を示した。
全体練習に一度合流した後、22日から再び別メニューとなったが「だいたい順調」と、想定していた復帰プランに沿って調整を続けてきた。この日はミニゲームでGKと交錯してひやりとする場面もあったが、最後までプレーを続けた。
持ち場の左サイドでは、カットインからのシュートや連係からの崩しが持ち味の中村(スタッド・ランス)が好調を維持。縦への突破が最大の武器である三笘が復帰できれば日本の攻撃パターンは増え、対戦相手にも脅威となる。1対1のみならず、1対2の状況でも果敢に仕掛けるつもりで「ボールを持った時に、違いを見せられれば」と力を込めた。