16年ぶりJ1の東京V・城福監督、今季初の練習試合で”腰が引けた”敗戦も前向き「ある意味よかった」
今季16年ぶりにJ1でプレーする東京Vが1次キャンプ9日目の27日、沖縄県・八重瀬町で全体練習を公開。城福浩監督(62)が前日に行われたJ1新潟とのトレーニングマッチ初陣で敗戦も「こういう経験ができて良かった」と前向きに振り返った。
試合は45分×3本形式で行われ、1本目が2-2、2本目が0-0、3本目が0-1で計2-3で敗戦した。1本目で開始早々の4分に失点した場面について城福監督は「相手をリスペクトしすぎて、腰が引けたような守備をしてしまった。相手がJ1というだけでわれわれらしい前からのアグレッシブな守備が何もできないまま失点した」と振り返った。
その後は「目が覚めた」と試合の中で修正し建て直した。「ある意味よかった。腰が引けたらこういうサッカーになると。最初から出し惜しみをしたらこういう展開になると選手も感じられた」と収穫を口にした。
”腰が引けた”要因については「J1で戦う上でどうしても相手がうまいとリスペクトしてしまう。やられたくないという心境が少し自分たちのゴールを守る方に思考がいってしまうのはあるあるだと思う」と分析。「守りたいからこそ前から行く、自分たちのゴールに遠いところでプレーする。まだ新チームで始まったばかりなので、徐々にそういう意識を持っていければ」と話した。