FC東京・DFバングーナガンデ佳史扶、パリ五輪は「夢に向けての通過点」
J1FC東京は29日、沖縄・糸満市でのキャンプをスタート。パリ五輪世代のDFバングーナガンデ佳史扶(かしーふ、22)が五輪出場への意気込みを語った。
今夏に開催されるパリ五輪を「小さいころからの夢に向けての通過点」と位置づけているバングーナガンデ。活躍次第では目標とするプレミアリーグでのプレーも見えてくる。「目の前のことを一つ一つ全力でやっていったら(パリ五輪)出場も見えてくると思う。まずはJリーグが開幕するので、チームとしても個人としてもスタートからギアをマックスでいけるようにキャンプを取り組んでいきたい」と語った。
昨年は初のA代表入りを果たし、11月にはU-22日本代表の国内遠征に参加し、アルゼンチン戦で先発出場した。その後、コンディション不良で途中離脱となったが、当時の経験は大きな財産となっている。「今までにない刺激をもらいました。私生活やプレーで、自分の中の基準がすごい上がった。練習のための練習じゃなくて、試合に向けた練習を意識するようになった」と、この日も全体練習後、ポジションが近い選手とコンビネーションの確認を念入りに行っていた。
クラブ悲願のJ1制覇に向けても、モチベーションは高い。「僕の特長は攻撃。より得点、アシストという数字のところでも結果を出すっていうところにはこだわっていきたい」と持ち味にさらなる磨きをかけることを誓った。