久保建英 イラク戦負けたけど「問題ない」 負ければ終わりのバーレーン戦へ「戦術共有もできている」

 「アジア杯・決勝トーナメント1回戦、日本代表-バーレーン代表」(31日、ドーハ)

 3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本は31日午後2時半(日本時間同8時半)から、ドーハでの決勝トーナメント1回戦でバーレーンと対戦する。30日にチームは練習の冒頭のみを公開して最終調整した。森保一監督(55)とともに前日会見に出席した久保建英(22)=レアル・ソシエダード=はバーレーン対策を問われ、「戦術共有もできているので問題ない」と自信を示した。

 負ければ終わり-。その決勝トーナメントの戦いの幕が開く。「既に敗退して自分の国に帰らないといけないチームも出てきている中、しっかり負けたら終わりだということを再認識できる試合があった」と久保。その表情に、厳しい戦いへ臨む覚悟がにじんだ。

 久保が話すように、一筋縄でいかない今大会の決勝トーナメント。前夜は日本が1次リーグで敗れたイラクが、1点リードの後半ロスタイムに逆転を許して大会を去った。わずかな隙が命取りになる戦いへ「しっかり一致団結して、まずは初戦を突破できるように頑張りたい」と引き締めた。

 史上最強の呼び声もある中で、予想外の苦戦を強いられた1次リーグ。守備陣は毎試合、失点を許した。ただ、森保監督の選手たちへの信頼が揺らぐことはない。

 「明日の試合に関して不安があるかと言えば、全くない。チームで良い準備ができている。自信を持って選手たちがピッチ上で力を発揮してくれると思う」と言い切る。そして久保からも、バーレーン戦へ向けて力強い言葉を並んだ。

 イラク戦では先手を取られて主導権を握られただけに「ゲームを支配するなり、プレスにいくなり積極的に攻めたい。開始5分、10分、15分で僕らの武器であるプレッシャーを相手にかけていければ」と序盤から相手を圧倒したい考えだ。

 さらに、フィジカルの強さも「イラク戦で似たようなスタイルと戦っているので経験済み。戦術共有もできているので問題ない」と話す。一つの敗戦を糧に積み重ねた準備、得られた自信、それが言葉に表れた。3大会ぶりのアジア制覇へ。史上最強を証明する戦いが、ここから始まる。

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