G大阪・宇佐美貴史 主将2年目決意新た「矢面に立ってチームを守る」 ブーイング受け止める
J1G大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(31)が3日、大阪府吹田市のクラブ練習場で行われた全体練習後に取材対応し、主将2年目で迎えるシーズンについて「矢面に立ってチームを守る」とおとこ気をみせた。
昨年から引き続き主将となり「どんな状況で自分が試合に出たとしても、負ければ真っ先に(ブーイングを)言われるのは(主将である)僕。そういう意味では、他の選手や若手に飛ぶはずだった罵声が自分に飛んでくる。そこは継続してやっていきたい」とどんな批判も受け止める覚悟だ。さらにダニエル・ポヤトス監督と選手の橋渡し役としても気遣いをみせる。「アイデアを監督に投げる機会を増やしたい。去年できたことは継続して、やれなかったことは補うことで、去年よりいい主将に成長できると思う」と、チームメートがプレーしやすい環境づくりを目指す。
22年3月6日の川崎戦(パナスタ)で右アキレス腱断裂の大けがを負った影響で、昨年はリーグ戦29試合5得点にとどまった。故障箇所の太さはまだ戻らないといい「戻していく努力とか工夫はしていきたい」と今季も患部の様子をみながらプレーを続ける。「数字はここ数年、全く足りていないし、サポーターにもそこを求めてもらっていると思う」と2桁得点を目指す。