ベスト8敗退の日本代表・森保監督 交代枠残して敗れたイラン戦 延長戦も視野に「自分たちが手を打つ前に試合が終わってしまった」
サッカーのアジア・カップ準々決勝で敗退した日本代表の森保一監督らが4日、開催国のカタールから帰国した。
羽田空港で取材に応じた指揮官は、3日の準々決勝・イラン戦で交代枠を残したまま敗戦となった戦術に「相手が交代のカードを引いていなかった。延長戦でパワーを上げてくる戦い方をしてくると思っていた。後出しじゃんけんして勝っていくという思いもあった。結果、自分たちが手を打つ前に試合が終わってしまった。采配については考えないといけない」と反省の言葉が並んだ。
決勝トーナメント1回戦で延長を含めた120分を戦ったイランだったが、中2日で臨んだ日本戦では後半ロスタイムに勝ち越すまで選手交代を行っていなかった。
「90分で終わらせることも考えていたが、試合の流れの中で相手もパワーを持って戦ってきたし、われわれも耐えながら戦っているところもあった」と局面での難しい判断で、結果に結びつけられなかった悔しさをにじませていた。
3大会ぶり5度目の優勝を目指した日本は1次リーグD組を2勝1敗の2位で突破。決勝トーナメント1回戦でバーレーンに3-1で勝ったが、3日のイラン戦に1-2で敗れた。