Ｊ１柏のＦＷ山本桜大（１９）が５日、全体練習後に取材に応じ、日本代表ＦＷ細谷真大（２２）との”アカデミー２トップ”に意欲を見せた。

　ともに柏の下部組織で育った山本と細谷。細谷との２トップを期待する声に山本は「アカデミーの下の人たちにも、アカデミーの２トップで組めて活躍できたらすごい夢になると思う。そういう声があるのはすごいうれしい」と話した。

　細谷のプレーで参考にしている部分もある。「裏抜けの仕方だったり、身長がそこまで変わらないのでポストプレーとかも見たり。競り合いの時、飛ぶタイミングがうまいので、そういった細かい部分まで見させてもらっています」と明かした。

　１年目の昨季は、いきなり開幕戦に途中出場。チームとして高卒ルーキーの開幕戦出場は１３年ぶりで期待の高さが表れた。６月の天皇杯ではプロ初得点を記録。存在感を示したルーキーイヤーだった。

　２年目を迎え、責任感も増している。「去年は助けてもらう場面が多かったので、チームを救うような活躍をしたい。ゴールを決めて勝たせることを意識したい」。個人技を磨き、１人でも突破できるストライカーを目指す。

　昨年はリーグ戦で７試合に出場。今季は「スタメンで試合に出続けたい。ファン、監督の信頼を得られるようにがんばりたい」と意気込み。目標のゴール数は「まだ言わないです。まずは１ゴール」と一歩ずつ重ねていくことを誓った。